がんばってかっこよく言うと 落ちていく記憶の覚え書きとか…… ついでにホントのこと言うと八割が嘘のブログです
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忘れる前に
 カレンダーがめくれたことで、自分の中の閾値が更新された。

     

 買って一週間のめがねを拭いて、ついでにジェットスターターで騒ぎ出した花粉症の鼻もかんでみた。
 効率がいい。
 ちなみにこれをロケットえんぴつで書いている。(自分の字が嫌いな)私は、最終的にはすべてを電波にのせてしまう。ワープロで変換。
 ただ、夜。思いついたことを枕元に置いた紙とえんぴつとで書きとめる。
 電源を入れ――スタンバイからの復帰でも30秒――エディタを立ち上げるより早い。

 効率がいい。

     

 新しい路線の新しい駅は、ピカピカしていて不思議だった。
 駅名は、どこか耳覚えのある懐かしいようなガイドブックで見たような名前が並んでいた。
 ぴかぴかのホームと、既存のものより一回り小さい、天井が近くて距離感が狂う、おもちゃみたいな列車と。そこにつけられた、象徴的な東京、下町の名前。

     

「帰りたくない」
 様々な声音で、彼女は繰り返した。わざと。

     

「仕事で使うノートは無個性が望ましい」
 仕事に慣れるにしたがって、そんなことはそれほど意識するようなものではないのだとわかってきた。けれども、私は二冊のノートを持ち続けた。仕事用のそっけない表紙のノートには、次の約束、To Do、さっき電話した相手の名前、会議の概略など、いくらでも増えた。時々、こっそり社内のゴシップも書きとめた。

 私の好きなノートには何も書くことがなかった。
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