がんばってかっこよく言うと 落ちていく記憶の覚え書きとか…… ついでにホントのこと言うと八割が嘘のブログです
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ある人のブログの文章を読んで、幼稚園のときのことを思い出した。

あれは多分夏休みの後。
「楽しかったことを描きましょう」とせんせいに言われ、うきうきしながら受け取った画用紙にまず最初に黒いクレヨンで線を引いた。縦横に、碁盤の目みたいに。
9分割? 16分割? それとももっと?

もしくはゴールデンウィークの後だったか。あの頃の時間のたち方は今とは明らかに違う。忙しい父親が、昼から家にいて、どこかへ行こうと計画するのは特別のこと。
計画の内容は覚えていなくても。

思いの中でそれはきらきらしていて、楽しいことと言われた途端にフラッシュバックする。だけどそれを捕まえることは難しい。

そのあと、私は泣きながら、途方にくれてせんせいに訴える。
楽しいことがいっぱいあったの。
いっぱい描こうとして、いっぱい四角を作ったの。
でもかけないの。
小さくて描けない。
ありすぎて思い出せない。
あんなに描きたいことがあったのに。
どんなに楽しかったか、せんせいに教えてあげたかったのに。

楽しいことであふれるはずだった画用紙は、黒いクレヨンの線が擦れて汚れている。べたべたとした汗と涙のあと。

新しい紙をあげるから大丈夫とせんせいはやさしく言うけど、泣いている私が寂しかったことにたどりつくことは出来ない。きっと、誰にも。
自分でたどりつくべきことに、幼い自分は届けない。

そんな昔のことを、きのう夢で見た。
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