がんばってかっこよく言うと 落ちていく記憶の覚え書きとか…… ついでにホントのこと言うと八割が嘘のブログです
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お昼休み
「お昼どうしました?」
と聞かれて
「テキトーに食べました。銀行とか行ってたんですよ」
と答えた。

「迷子になりに行きました」
って、ホントはとても言いたかったけれど、そんなことを言うのは不思議ちゃんをアピールしたい人みたいで、言えませんでした。だけど、一度その言葉が浮かんだら、そう思って歩いていたのだとなんだかじんとくるような感じで、こっそり他の人には聞こえないように、つぶやいてみました。

糸巻き持って、会社の柱に糸の端を結んで、歩き出した。碁盤の目にビルの立ち並ぶオフィス街で、うす曇り。方角もわからなくて、時々降りている地下街の通路も出口も複雑で。
帰り道の確認のように、つないだ糸を時折引いてみる。方向の確認をする。
プチンと切ったら帰れないなと思いながら、同時に、切る瞬間のイメージが頭から離れない。

雨が降り出しそうだと思いながら、知らないビルの扉を押した。年代を感じさせる重たい扉が開くと、そこはロビーへと続く中庭だった。
迷い込む。眩暈のようにそう思う。
糸巻きを持つ指先から力が抜けかける。
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